酸性雨や環境汚染の一因として、特にディーゼルエンジンから多く排出されるNOXや、パティキュレート(粒子状物資)があります。技術上、NOXとパティキュレートを同時に減らすのは困難なことですが、三菱自動車では、これを可能にするさまざまな新システムを開発。さらにDPFシステムなど、パティキュレートを除去するセラミックフィルターも実用化しています。また、オゾン層の破壊を防ぐために、カーエアコンの冷媒に使われていたCFCを全廃しました。
●インタークーラー付ターボシステム:NOX・CO2低減 ●コモンレール式燃料噴射ポンプ:NOX・パティキュレート低減 ●プレストローク制御式燃料噴射ポンプ:NOX・パティキュレート低減 ●クールドEGR:NOX低減・パティキュレート抑制 ●三菱DPFシステム:パティキュレート除去 ●CFC全廃:オゾン層保護 ●鉛フリー表面処理鋼板 燃料タンク用鉛フリー表面処理鋼板
自動車騒音は大気汚染と並んで、道路交通環境問題を考える際の大きなポイントです。三菱自動車では、音の発生を視覚的に確認するシステムなど、先進技術を駆使して低騒音設計を実践。全車にわたって、低騒音化に大きな効果をあげています。さらに、タイヤメーカーと協力して、路面まわりの低騒音化にも積極的に取り組んでいます。
●エンジン放射音を可視化して測定する技術 ●エンジン構造の低騒音化 ●エンジンルーム遮蔽技術 ●タイヤの改良